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西洋音楽史第10回

最近は放送大学をBGMにしている。13時からの放送は岡田暁生師の「西洋音楽史」だった。

 

放送大学 授業科目案内 西洋音楽史('13)

 

唐突に書き起こしなどする。整理できなくて事実と反することもあるだろうけれど、大筋は把握出来ているだろうので以下に披露する。

 

ベートーベンBeethoven、フランス革命後に出生、ポスト革命世代の人、ハイドンHaydnやモーツアルトは骨の髄まで18世紀人。宮廷の優雅さに反して、貴族の趣味に合わせる必要はない。フリーの作曲家として最初に成功した人。作曲一本でやっていけて、貴族に迎合する必要はなかった。職人と芸術家の違い。自らの個性を懸命に把握する。焼き直しは許されず、個性ある作品を創造することが必要。交響曲が少ないのは、オリジナリティを追求しているから。見間違えることの無いほど個性的。自由な芸術家として。たっぷり推敲に時間をかけられるのが理由。英雄など、作品にまつわるエピソードEpisodeが多いのも個性的なのが理由。ベートーベンを境にして、作品と人生のつながりが生まれていった。自己の内面を表現する。背後に人生のドラマティックな物語がある。主観の芸術、ロマン派の魁。勝ち誇るようなジェスチャー。宮廷の優雅さの欠落。貴族社会では成功し得なかったような作曲家。政治集会との類似。あくまで端的に、力強く、粗野なほどの、その点では今のロックと同じような役割。革命後としての新たな共同体の追求、第9の合唱がユートピア的。音楽が社会を作る。